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【レビュー】OneTigris Dragonhide|打倒スゴイッス?広々座面とコンパクト収納の2WAYチェア

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キャンプにおける「椅子選び」は、ギア沼の中でもとりわけ深い沼です。リクライニングチェア、ウッドチェア、組み立て式チェア……。座り心地で選べばかさばり、コンパクトさで選べば何かを妥協する。私もこれまで数々の椅子を渡り歩いてきましたが、「コンパクト」「ハイバック」「シンプルなデザイン」の3つを同時に満たす一脚にはなかなか出会えずにいました。

そんな椅子沼の中で気になって購入したのが、OneTigris(ワンティグリス)の『Dragonhide キャンプチェア』です。人気チェア「DOD(ディーオーディー) スゴイッス」と似た構造でありながら、収納サイズを大幅に改善。ハイ・ロー2WAY仕様で、座面の広さにも余裕があります。今回は、この Dragonhide の使用感を正直にレビューします。

基本スペック

項目内容
製品名Dragonhide キャンプチェア
ブランドOneTigris(ワンティグリス)
展開サイズ幅60cm × 奥行49cm × 高さ100cm
収納サイズ48cm × 18cm × 18cm
重量約2.13kg
耐荷重150kg
フレーム素材7075アルミニウム合金
座面素材600Dポリエステル
特徴ハイバック/ハイ・ロー2WAY切り替え/サイドポケット付
付属品フレーム、座面生地、収納袋
価格販売サイトにより変動(最新価格はリンク先でご確認ください)

OneTigris Dragonhide 全体像

購入経緯:椅子沼の中で選んだ「原点回帰」

私がこのチェアを選んだ背景には、数々の椅子への「敗北」があります。

ハイランダーやコールマン、クーディーといったリクライニングチェアは、座り心地こそ良いものの二つ折りにしかならず車載で場所を取りました。カーミットチェアは雰囲気抜群でしたが、それでもコンパクトとは言いにくい。他社の組み立て式チェアも試しましたが、背もたれの巨大なロゴが気になったり、サイズ感に納得がいかなかったりと、どれも一長一短でした。

「やっぱり、コンパクトさは正義だ」。そう痛感して原点回帰した先にあったのが、OneTigris Dragonhideです。

形状はDODの「スゴイッス」によく似ています。しかしスゴイッスには「収納サイズが板状で面積を取る」という弱点がありました。公式スペックで比較すると、その差は明確です。

DOD スゴイッスとの収納サイズ比較

項目DOD スゴイッスOneTigris Dragonhide
収納形状板状(薄いが大きい)円筒状(立体的でコンパクト)
サイズW39 × D46 × H11cmW48 × D18 × H18cm
重量約2.3kg約2.13kg

DOD スゴイッスとOneTigris Dragonhideの収納サイズ比較

この差を生んでいるのが、フレームの折りたたみ構造です。DOD スゴイッスはフレーム中央部を折りたためないため、どうしても「大きな四角い板」のような収納形状になります。対してOneTigris Dragonhideは、ジョイント部分が可動してZ状に折りたためるため、Helinox(ヘリノックス)のように「細長い筒状」に収まります。コンテナの隙間に差し込んだり、車の積載を考えると、数値以上に大きなメリットです。

開封・第一印象レビュー

セット内容一覧:フレーム、座面、収納袋

届いた製品を手に取ると、予想通りのしっかりとした作りでした。生地のハリ感も悪くなく、コスパ重視の製品としては十分に合格点です。黒一色の潔いデザインで、無駄な装飾やロゴの主張がないのも好印象でした。

開封時のダンボールの穴

ただ一つ残念だったのは、配送時のトラブルか、ダンボールに穴が空いており、収納袋にまで傷がついていたこと。製品そのものの欠陥ではありませんが、新しいギアを迎えるワクワク感が少し削がれてしまったのは正直なところです。

ロゴ入りの収納袋

セットアップレビュー:2WAYの切り替え構造

OneTigris Dragonhideのセットアップは、一般的な組み立て式チェアと同じ流れです。収納袋からフレームと座面を取り出し、フレームを展開してショックコードでつなぎ、座面を被せれば完成します。

このチェアの特徴であるハイ・ロー2WAYの切り替えは、脚パーツの着脱で行います。脚パーツを外せばローチェアに、装着すればハイチェアになるシンプルな仕組みです。脚パーツはフレームにしっかり固定できるため、持ち運び中にガチャガチャ音を立てたり邪魔になったりすることはありません。

使用感レビュー

ほぼ「ハイ」で過ごした2WAY

脚パーツを外したロースタイル

購入前は「お座敷スタイルでローにして使おう」と考えていました。しかし、実際のキャンプではほぼハイスタイルでしか使っていません。お座敷スタイルの時は座椅子や座布団を使ってしまい、わざわざこのチェアをローにする場面がなかったのです。

とはいえ、ロー機能が無駄だったわけではありません。「いざとなれば低くできる」という選択肢が存在しつつ、普段使いで余計なパーツが邪魔にならない設計は、よく考えられていると感じます。

座面の広さはHelinoxにない魅力

座面の広さは、このチェアの大きな強みです。Helinoxは身体に吸い付くようなフィット感が魅力ですが、その分少し窮屈に感じる方もいるかと思います。対してOneTigris Dragonhideは座面が広く設計されているため、ゆったりと余裕を持って座ることができます。さすがにあぐらをかくにはギリギリですが、身体を少し斜めにしたり、リラックスした姿勢を取りやすいのはこちらです。

「包まれるフィット感」より「自由な体勢でゆったり座りたい」という方には、Helinoxよりも相性が良いかもしれません。

気になる点・デメリット

収納袋がジャストサイズ

収納袋にぴったり収まるサイズ感

座面が広い分、生地のボリュームがあります。しかし収納袋はジャストサイズで作られているため、ある程度丁寧に折りたたまないと収まりません。撤収時に少し手間がかかる点は注意が必要です。

マジックテープの垂れ下がり

組み立て後に垂れ下がるマジックテープ

フレームをまとめるための長いマジックテープ(ベルクロ)が付属しているのですが、チェアを組み立てた状態だとこのテープがベロンと垂れ下がります。見栄えがあまり良くないため、バックル式などもう少しスマートな処理だと嬉しかったところです。

それでも、椅子としての基本性能と価格を考えれば、買ってよかったと感じています。

このギアの特徴・ウリ

スゴイッスの弱点を克服した収納形状

前述の通り、DOD スゴイッスと似た構造でありながら、収納形状を「板状」から「筒状」に改善しています。車載やコンテナ収納でスゴイッスの大きさに悩んでいた方にとって、この違いは選択の決め手になり得ます。

広い座面とハイバックの安心感

幅60cm・高さ100cmのハイバック仕様で、頭まで預けてリラックスできます。座面にも余裕があるため、体格の大きな方やゆったり座りたい方にも向いています。耐荷重150kgという数値も、安心材料のひとつです。

手の出しやすい価格帯

Helinoxのハイバックチェアは2万円を超える価格帯ですが、OneTigris Dragonhideはその半額以下で手に入ります。「しっかりしたハイバックチェアが欲しいけれど、いきなりHelinoxは……」という方にとって、ちょうど良い選択肢です。

総合採点

項目点数コメント
設営・撤収のしやすさ★3/5組み立ては標準的。収納袋がジャストサイズで丁寧に畳む必要あり
座り心地・使い心地★4/5座面が広くゆったり座れる。Helinoxとは方向性の異なる快適さ
携帯性★4/5DOD スゴイッスより大幅にコンパクト。筒状収納で積載しやすい
コスパ★4/5ハイバック2WAYでこの価格帯は優秀。Helinoxの半額以下
デザイン★3/5黒一色でシンプル。マジックテープの垂れ下がりが惜しい
総合★3.6/55項目の平均

最新の価格・在庫状況はこちらからご確認ください。

OneTigris Dragonhide キャンプチェア

OneTigris Dragonhide キャンプチェア

まとめ

OneTigris Dragonhide キャンプチェアの要点を整理します。

  • DOD スゴイッスと似た構造ながら、筒状に折りたためる収納形状でコンパクトさを大幅に改善
  • 幅60cmの広い座面とハイバックで、ゆったりリラックスして座れる
  • ハイ・ロー2WAY仕様だが、実際にはハイスタイルがメイン。ロー機能は「いざという時の選択肢」
  • 収納袋のジャストサイズとマジックテープの垂れ下がりは改善の余地あり
  • Helinoxの半額以下の価格帯で、ハイバックチェアの入門に適した一脚

「コンパクトに持ち運べるハイバックチェアが欲しい」「スゴイッスの収納サイズに不満がある」「Helinoxに手が出ないけど妥協はしたくない」。そんな方にとって、OneTigris Dragonhideは検討に値する選択肢です。

Helinoxとの比較が気になる方は、こちらの記事もあわせてどうぞ。