KimiCamp アイアン&ウッド 3段ラック(W)レビュー|2年悩んでようやく買えた、1秒で展開できる洒落たウッドシェルフ
InstagramかどこかのSNSで見かけて、気になり始めたのが2年くらい前のことです。
「買うぞ!」と決めたタイミングで売り切れていたりして、なかなか購入に至らなかったシェルフ。ようやく在庫があるタイミングに巡り合えました。
最近はコンパクト装備にシフトしていたので、8.4kgのシェルフは完全に方向が違うんですが。ギアを並べるキャンプを久しぶりにやりたくなってきたので、良い機会ということで。

KimiCampとは
KimiCampは、日本在住のベトナム人3名が立ち上げたアウトドアブランドです。日本でキャンプを通じて絆を深め、好きなことを仕事にするために安定した職を辞してブランドを立ち上げたという背景を持っています。
製造拠点はベトナム。公式サイトおよびBASEストア経由で販売されており、AmazonやRakutenへの出店はないD2Cモデルです。アイアンとウッドを組み合わせた製品を軸に、テーブル・チェア・ランタンポールなど、サイトの統一感を意識したラインナップを展開しています。
人気製品は入荷してもすぐに売り切れることが多く、私自身2年ほど機会を逃し続けました。入手のコツは後述します。
スペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 製品名 | アイアン&ウッド 3段ラック(W) |
| ブランド | KimiCamp |
| 展開時サイズ(実測) | 約87 × 56 × 32.5cm |
| 収納時サイズ(実測) | 約42 × 54 × 10cm ※収納袋をやや潰した状態 |
| 天板サイズ(実測) | 45 × 32.5cm |
| 総重量 | 約8.4kg |
| フレーム素材 | オーク(ウォールナットカラー着色) |
| 棚板素材 | 1・2段目:アイアン/3段目:アイアン+ウッド |
| 木製部分仕上げ | PU塗装(水はけよし) |
| 耐荷重 | 公式未公表 |
| カラー展開 | 1色(ウォールナットカラー) |
| セット内容 | 本体・専用収納バッグ |
| 定価 | ¥17,990(税込・送料無料) |
| 製造国 | ベトナム |

購入方法・入手難易度
購入はKimiCampの公式サイトから。国内発送対応で送料無料です。転送サービスや個人輸入の必要はなく、国内通販と変わらない感覚で購入できます。
問題は在庫です。人気製品は入荷と同時に売り切れることが多く、入手難易度は高めです。公式サイトの「再入荷お知らせ」ボタンを押しておき、通知が来たら即決できる状態にしておくのが現実的です。
Amazonに出店しないD2C・少量生産のガレージブランドと付き合うには、この「通知を登録して、来たら即決」がどうやら基本戦術のようです。
設営・撤収
このシェルフの最大のポイントがここです。
展開手順は、ラック背面にある幅広い紐を上方向に引っ張るだけ。紐を引くとフレームがぐっと立ち上がり、アイアンの棚をフレームに引っ掛けるだけで固定完了。ネジも工具も要りません。文字通り1秒で立ち上がります。
撤収も同じです。紐を引っ張ればたたまれ、1秒で完了。
木製3段ラックって組み立てるとき指を挟みそうになるやつが多いんですが、これはそういうストレスが一切ありません。

展開後、邪魔になる紐はマジックテープで折り返して固定できます。使用中は紐の存在がほぼ気になりません。
唯一手間に感じたのが、収納袋への出し入れです。設営・撤収が1秒なのに対して、収納袋はちょっともたつく。開口部がもう少し大きく開けば、もっとスムーズになるのにと感じました。
使用感
砂利サイトで使用しました。
まず感じたのは安定感です。8.4kgという重量がここで活きていて、多少接触した程度ではびくともしません。安心してギアを置けます。
天板サイズは実測で45 × 32.5cm。数字だけ見ると小さく感じるかもしれませんが、実際に使うと物を並べるスペースとして十分あります。

棚板は1・2段目がアイアン(格子状)、3段目がアイアンとウッドの組み合わせです。アイアン部分は熱いものを直接置けて、汚れても拭き取りやすい。木製部分はPU塗装が施されており、水はけも問題ありません。見た目と実用性を両立した構成です。
PU塗装(ポリウレタン塗装)は、木の表面に樹脂の塗膜を作るタイプの仕上げです。オイル仕上げの無垢材のように定期的な塗り直しが要らず、水や汚れに強いのが特徴とされています。屋外で使って水濡れや汚れが避けられないキャンプギアとは、相性のいい仕上げだと思います。
次は洒落た調理器具やランタンをこれでもかと並べたい。酒瓶を並べるとかっこよさそうなんですが、最近そこまでたくさん飲めないので調理器具で攻めます。

気になる点・デメリット
重量と存在感
スペックで8.4kgという数字は把握していたつもりでも、実物は「思ったより大きい、重い」という感覚があります。積載に余裕があるキャンプなら問題ありませんが、コンパクトにまとめたいスタイルとは相反するギアです。ただ、1秒展開のおかげで多少重くても持っていく判断ができます。
最下段の接地
最下段は地面に近い位置にあり、砂利サイトでは実質的に地面に接します。砂利であればそれほど気になりませんでしたが、土のサイトでは泥汚れがつきやすいため、下に何か敷いておくことをおすすめします。
移動時の注意
展開状態で持ち上げて移動するとき、持ち方によってはロックが外れて崩れることがあります。持つ場所を工夫すれば問題なく移動できますが、慣れるまでは注意が必要です。
このシェルフの特徴・感動ポイント
2年越しで手に入れてみて一番感じたのは、デザインの完成度です。
オーク材にウォールナットカラーを着色したフレームと、格子状のアイアン棚板の組み合わせは、サイトに置いてもなじむどころか、サイトの雰囲気を引き上げてくれます。家具屋で売っていても違和感がない仕上がり。
ちなみにオークは硬くて耐久性の高い広葉樹で、かつてはウイスキーやワインの樽にも使われてきた、水に強い材とされています。屋外で使うラックとしては心強いですね!
そして設営の気持ちよさ。紐を引っ張って1秒で立ち上がる瞬間のギミック感は、動画で見て「欲しい」と思わせる魅力がそのまま実物にありました。2年間引きずられ続けた理由が、使ってみてわかりました。
総合採点
| 項目 | 点数 | コメント |
|---|---|---|
| 設営・撤収のしやすさ | ★4.5/5 | 本体の展開・撤収は1秒で申し分なし。収納袋の開口部がもう少し大きいとよかった |
| 使い心地 | ★5/5 | 熱いものも置けるし、ギアを並べるのに十分なスペースもある |
| 携帯性 | ★3/5 | でかい |
| コスパ | ★4/5 | 作りを見ると意外と安いのではないかと感じた |
| デザイン | ★5/5 | デザインは人それぞれ。私は気に入って買った |
| 総合 | ★4.3/5 | — |
まとめ
2年越しで手に入れたKimiCamp アイアン&ウッド 3段ラック(W)。正直重さもサイズもそこそこあるので、コンパクトにまとめたいキャンプスタイルとは合いません。それでも、1秒展開の快適さと、サイトに置いたときの存在感は、その重さを十分に正当化してくれます。
ギアを並べてじっくりサイトをつくるキャンプを、久しぶりにやりたくなりました。次回は並べるものをもっと真剣に考えてから持っていきます。
初回使用のレビューのため、使い込んだ後の経年変化や耐久性については追って追記します。