ペグケース焚き火セットの記事で、「気になっているギア」として名前を挙げていたのがMOOSE ROOM WORKS(ムースルームワークス)の焚火バサミ「hi-zukami(ヒヅカミ)」です。かっこいいけれど、ペグケースに入るかは要検証。そう書いたのが2026年3月のことでした。

そんなある日、Xを何気なく眺めていたら、MOOSE ROOM WORKSさんがアウトレット品を追加したという投稿が流れてきました。

これは確認しておかねばと見に行ったが最後、気づいたらカートに入れていました。しかもコンパクト版の「mini hi-zukami」と2本まとめて。

ペグケースには入ったのか。一軍の火バサミの座はどうなったのか。hi-zukamiを1回焚き火で使い、mini hi-zukamiを組み立てた時点でのレビューです。

焚き火台の薪をhi-zukamiでつかんでいるところ

hi-zukami・mini hi-zukamiの基本スペック

項目hi-zukamimini hi-zukami
ブランドMOOSE ROOM WORKSMOOSE ROOM WORKS
正式名称焚火バサミ「hi-zukami」テツモデル series vol.02 組み立て式火バサミ「mini hi-zukami」
全長約35cm約28cm
幅約9cm約8cm
奥行ー約1.5cm
重量約250g約90g
素材鉄鉄
価格(税込)8,580円5,980円(自分で組み立てる)/6,300円(組み立て済み)
販売MOOSE ROOM WORKS公式オンラインストアMOOSE ROOM WORKS公式オンラインストア

※価格は2026年9月時点の公式オンラインストアの表示です。

hi-zukamiは、公式オンラインストアで「製品の構造を少しリニューアルした」「今回のオーダー分から収納袋が標準で付く」と案内されています(2026年9月時点では再入荷待ち)。私が持っているのは、収納袋が付く前のものです。

hi-zukami(上)とmini hi-zukami(下)の大きさ比較

アウトレットセールで2本まとめて手が滑った

hi-zukamiは、ペグケース焚き火セットの火バサミの買い替え候補として気になっていたギアでした。

焚き火ギアをペグケース1つにまとめたセットの中身は、こちらの記事で紹介しています。

mini hi-zukamiのほうは、徒歩キャンプなどに向けて買いました。約90gと軽いですし。

届いたhi-zukamiとmini hi-zukami

hi-zukamiは組み立て済みの状態で届きました。

公式の取扱説明書によると、hi-zukamiには本体のほかに「先端L字灰掻きパーツ」が1つ同梱されています。先端をこのパーツに付け替えると、炭を集めるのに使えます。説明書では、直火のときにおすすめとされています。

ただ、私が買ったhi-zukamiにはこのパーツが付いていませんでした。アウトレット品で、商品ページに何かしらの注意書きがあった記憶はあるのですが、内容までは覚えていません。それでも、使うぶんには問題ありません。

mini hi-zukamiはプラモデル感覚で組み立てる

mini hi-zukamiは、MOOSE ROOM WORKSの「テツモデル」シリーズの第2弾です。プラモデルのように自分で組み立てるシリーズで、コンセプトは「作ることの楽しさ」とされています。

袋から出したmini hi-zukamiのパーツシート

パーツはプラスチックではなく鉄でできています。公式の説明では、専用工具でパーツを左右にクネクネと繰り返し曲げ、金属疲労を利用して取り外す仕組みです。缶ジュースのプルタブを何度も曲げていると取れる、あの感じだそうです。

組み立てはネジとナットで、部品と工具はすべて同梱されています。組み立て動画も用意されています。組み立てが不安な方向けに、組み立て済み(6,300円)も選べます。

実際にやってみると、パーツはすぐに取れました。

もともとプラモデルが好きなので、組み立ては楽しい体験でした。切り離した跡もあまり気にならず、きれいな仕上がりです。

細かすぎると面倒なので、これくらいがちょうどいい組み立て体験でした。

完成したmini hi-zukami

公式によると、mini hi-zukamiはhi-zukamiの全長を約2/3ほどにしたコンパクト版です。先端はギザギザに仕上げてあって、少しの力で細かいものをつかめるようになっています。コンパクトな焚き火台や、アルコールストーブの蓋の開け閉めに使えるサイズとされています。

ZEN CAMPS 火バサミ兼トングと比べてみた

これまでペグケース焚き火セットで使ってきた火バサミは、ZEN CAMPSの火バサミ兼トングです。

柄が伸縮するのが特徴で、縮めれば26cmになってペグケースに収まります。伸ばすと最大41.5cmで、真鍮のネジを緩めて長さを調整します。閉じたまま固定できるストッパーと、コットンの収納袋が付いています。灰がついたまま収納袋に入れてペグケースに放り込めるので、撤収が楽でした。

項目ZEN CAMPS 火バサミ兼トングhi-zukami
長さ収縮時26cm/最大41.5cm約35cm(固定)
重量約371g約250g
素材火バサミ部分:ステンレス(テフロン加工)/ハンドル:アルミ(アルマイト処理)鉄
閉じたまま固定ストッパーネジでロック
収納袋付属(コットン)私のものはなし(現行品は付属)

※ZEN CAMPS 火バサミ兼トングのスペックは、ZEN Camps楽天市場店の商品ページの記載です。

hi-zukamiを初めて手に持ったときに感じたのは「軽い」でした。スペックで比べても、ZEN CAMPSより120gほど軽くなっています。

長さはZEN CAMPSと違って伸び縮みしませんが、それでもペグケースには入りました。私のペグケース(バリスティクス ラージペグ&ツールバッグ)は外寸が約42cmなので、約35cmのhi-zukamiなら寸法的にも問題ありません。

hi-zukamiを焚き火で使ってみた

hi-zukamiを使ったのは、2026年9月につくばねオートキャンプ場へ行ったときです。焚き火台はMONORAL ワイヤフレームソリッドで、燃料はオガライトでした。

焚き火台のMONORAL ワイヤフレームソリッドは、こちらでレビューしています。

オガライトは、製材のときに出るおが粉を高温・高圧で棒状に固めた燃料です。爆ぜないので火の粉が少なく、11月のキャンプの準備をまとめた記事でも紹介しています。

公式は、hi-zukamiを「いつもの感覚で使う事が出来る『ハサミ』の形状」にしたと説明しています。実際、ハサミの形なので握りやすく、オガライトもこころなしかつかみやすい気がしました。

そもそもオガライトはつかみにくいんですけどね。

公式が紹介している機能は、ほかにもいろいろあります。ネジで閉じたままロックできること、先端近くのフックで戦闘飯盒2型などのクッカーを持ち上げられること、先端を地面に刺して火吹き棒のスタンドにできることなどです。今回はどれもまだ試していません。

戦闘飯盒2型は昔から気になっているので、いつかフックで引っ掛けて取ってみたいと思っています。

この日はちょうど雨に当たってしまいました。取扱説明書には「鉄を使用しているので、水気がある状態で放置すると錆びる」という注意書きがあります。まずそうだったので、その場で拭いておきました。汚れは、それほどついていませんでした。

つくばねオートキャンプ場の様子は、こちらの記事にまとめています。

気になる点:収納袋が付いていないのは不便

私のhi-zukamiには収納袋が付いていなかったので、使ったあとの持ち運びはやはり不便です。ZEN CAMPSの火バサミは付属の収納袋に灰ごと入れてしまえば済んだので、なおさらそう感じます。

収納袋がないのは、やはり不便です。

今は、作ってもらった収納袋に入れて運んでいます。

なお、先ほど書いたとおり、今の販売分は収納袋が標準で付いてくると案内されています。これから買う方は、この点は気にしなくてよさそうです。

だってハサミだよ!? レトロな見た目が気に入っている

MOOSE ROOM WORKSは、hi-zukamiのデザインを「カッコ良い火バサミが多い中、見た目は至って普通、むしろレトロな風貌」と紹介しています。私が気に入っているのも、このレトロな見た目です。

hi-zukamiを手に持ったところ

そもそも、見た目が気に入ったから買ったようなものです。

だってハサミだよ!?

総合採点(hi-zukami)

項目点数コメント
使いやすさ★4.5/5必要十分
耐久性★5/5シンプルな構造なので強そう(1回使った時点の見込み)
携帯性★4/5コンパクトなわけではないけれど、薄い
コスパ★4/5十分満足
デザイン★5/5見た目が気に入って買ったので。だってハサミだよ!?
総合★4.5/5レトロな見た目で、ペグケースにも入る。収納袋がないのは不便

mini hi-zukamiは、使ってから採点して追記します。

まとめ

ペグケース焚き火セットの記事で「要検証」にしていたペグケースへの収納は、問題なく入りました。これからは、セットの火バサミをZEN CAMPSからhi-zukamiに入れ替える予定です。

hi-zukami・mini hi-zukamiのポイント

  • 重さ:hi-zukamiは約250g。ZEN CAMPS 火バサミ兼トング(約371g)より約120g軽い
  • 収納:長さは約35cmの固定式だが、ペグケース(外寸約42cm)には入る
  • 使い心地:ハサミの形なので握りやすく、オガライトもこころなしかつかみやすかった
  • 収納袋:私のものには付いていないので持ち運びは不便。今の販売分は標準で付属
  • mini hi-zukami:約90gの組み立て式。プラモデル好きにはちょうどいい組み立て体験だった

mini hi-zukamiは、徒歩キャンプなどで使う予定です。どちらも使い続けて気づいたことがあれば、この記事に追記します。