テント1張なら、何人で泊まっても1泊3,000円。

茨城県石岡市にある「石岡市つくばねオートキャンプ場」の、フリーサイトの料金です。破格では……?

11月にこのキャンプ場でイベントを予定していて、その下見も兼ねて、友人2人とフリーサイトに1泊してきました。

山が見える一番前の場所は景色がよく、料金も安い。一方で、フリーサイトのすぐそばのトイレは男性用の個室が1つだけ。お腹が弱い私には心許ない数でした。

曇り予報だったのに夜中から雨が降りだし、撤収は雨の中。そんな1泊の様子も含めてレビューします。

つくばねオートキャンプ場の看板

石岡市つくばねオートキャンプ場とはどんなキャンプ場か

筑波山の中腹、標高約300mにあるキャンプ場です。公式サイトでは「筑波山を間近に仰ぐ旧八郷町の丘陵地帯に広がる、自然がたっぷりのキャンプ場」と紹介されています。

オートサイト・フリーサイト・こもれびサイト・グループサイトに加えて、高台にケビン(キャビン型の宿泊棟)もあります。通年営業です。

公式Q&Aによると、気温は土浦地方(茨城県南部)の天気予報より2〜3℃低いとのことです。

場内から見た山並み

基本情報・アクセス

※2026年9月時点の公式情報をもとにしています。最新情報は公式サイトでご確認ください。

項目内容
名称石岡市つくばねオートキャンプ場
所在地茨城県石岡市小幡2132-14
電話0299-42-2922(受付 8:30〜17:30)
チェックイン14:00
チェックアウト翌10:00
アーリーチェックイン・延長オートサイト 1時間500円/フリー・こもれびサイト 1時間250円
日帰り利用10:00〜16:30
営業通年営業
支払い現金のみ(公式Q&Aより)
直火禁止(脚付きの焚き火台を使えば焚き火可)
ゴミ分別して指定の場所に置いていける
静粛時間21:00〜7:00
ペット事前に相談
Wi-Fi管理棟・サイト全体で使用可(いばらきキャンプ掲載情報)

車でのアクセス: 常磐自動車道「千代田石岡IC」または「土浦北IC」から約30分。北関東自動車道「桜川筑西IC」「笠間西IC」からも約30分です(公式サイトより)。

予約内容の変更は、利用日の3日以内になるとWEBではできず、電話のみの受付になります。

場内マップの看板

料金|フリーサイトはテント1張なら人数を問わず3,000円

宿泊・日帰りの基本料金(税込)

サイト種別1泊(14:00〜翌10:00)日帰り(10:00〜16:30)
オートサイト6,000円3,000円
フリーサイト3,000円1,500円
こもれびサイト3,000円1,500円
グループサイト12,000円6,000円
ケビン平日 20,000円/土日祝とその前日 24,000円—

コインシャワーは1回300円です。

フリーサイトは「5人用以下のテント1張+タープ(日よけ・雨よけの布)1張」で1サイトとしてカウントされます。公式Q&Aによるとサイト内の利用人数は問われないので、テント1張なら何人で泊まっても3,000円です。

今回は3人でテントを2張立てたので、2サイト分の6,000円でした。

サイトの特徴

フリーサイト|一番前は山が見える

区画のない芝のサイトです。

景色がいいのは一番前(山が見えるところ)。それ以外の場所は、景色のよさが数段落ちます。

一番前を取れれば最高のロケーションです!

夜中に雨が降りましたが、芝が生えているのでぬかるむことはありませんでした。ただ、雨のあとは靴に草が大量についてしまいました。

フリーサイトに張ったウィングフォート

そのほかのサイト(今回は未利用)

以下は公式サイトの情報です。

  • オートサイト:約10m×10mの区画で、駐車スペースと電源(15A)付き
  • こもれびサイト:木々の間にあるソロキャンプ向けのサイト。6m×6m・4m×8m・5m×4mなど広くないため、小さめのテントが主体です。車の乗り入れはできません(専用駐車場は1サイト1台)
  • ケビン:キャンプ場の高台にある宿泊棟(定員5名)。布団・浴室・トイレ・キッチン・冷蔵庫・電子レンジ・冷暖房などがそろっています。寝間着・洗面用具・タオルは持参が必要です

高台にあるケビン

設備レビュー

トイレ

格付け:○ 普通

腹痛キャンパー採点表

お腹が弱いソロキャンパーとして、「キャンプ場のトイレ」を独自の基準で採点しています。

項目点数コメント
多さ★2/5男性用は小便器2つ・個室1つ。個室1つは腹痛キャンパーには足りなすぎる
清潔さ★2/5公園のトイレって感じ。掃除はされているが、年季の入った公衆トイレに近い印象
設備★3/5ウォシュレット式(公式情報)
総合★2.5/5すぐ駆け込める距離にはあるが、個室1つは心許ない

フリーサイトのそばにあるトイレ棟「便所A」

フリーサイトのすぐそばに、トイレ棟「便所A」があります。サイトからすぐ駆け込める距離です。

男性用は小便器2つと個室1つ。フリーサイトは張れるテントの数が決まっているので、よほどの団体が入らない限り数としては足りそうです。ただ、個室1つは腹痛キャンパーとしては足りなすぎます。

11月のイベントは20人を想定しているので、これは完全に足りない……。

もう一つのトイレは離れていて、中はチェックしていません。そのぶん不安が残りました。

清潔さは、公園のトイレって感じです。掃除はされていますが、外と完全には区切られていない造りです。年季の入った公衆トイレをイメージすると近いかもしれません。高規格なキャンプ場を想定して行くと、厳しく感じると思います。

炊事棟

場内には炊事棟があります。いばらきキャンプの掲載情報によると、炊事場の給湯ありです。

炊事棟

管理棟・売店・レンタル

管理棟には受付・売店・多目的室・コインシャワーがあります。

売店では、薪(量り売り)・炭(3kg入り)・着火剤・ライター・カセットボンベ・ホワイトガソリン・食品・調味料・ロックアイス・ゴミ袋などを扱っています(価格は問い合わせ)。

レンタルも一通りそろっていて、たとえば焚き火台(防災シート付)は800円、ヘキサタープは1,100円、テントセット(5人用)は2,900円です(税込・公式サイトより)。当日でも在庫があれば借りられますが、公式は事前予約をすすめています。

管理棟

音・周りの環境

フリーサイトは、家族で使ってもテント1つなら料金が変わらないこともあってか、行った日はファミリーが多かったです。

行った日は、朝6時かそれより前くらいから子どもが大きめの声で話していて、父親も声を潜めるでもなくそこそこ大きい声で話していたため、目が覚めてしまいました。

気になる方は、耳栓やノイズキャンセリングイヤホンが必須かと思います。

私は雨の音が聞きたくて外していたので、目が覚めてしまいました。トレードオフですね。

公式のルールでは、21時から7時までは静粛時間です。

周辺情報

温泉

施設名特徴
やさと温泉 ゆりの郷キャンプ場から約2.1km。大人 平日1,000円・土日祝1,200円(18時以降は200円引き)。10:00〜21:30(最終入館21:00)、毎週月曜休館(祝日の場合は翌日)。休憩所や御食事処「紫峰」あり

料金・営業時間は公式サイト(2026年9月時点)の情報です。

やさと温泉 ゆりの郷の外観 画像出典:やさと温泉 ゆりの郷

グルメ|ラーメンキッチン元氣

鴨白湯ラーメンの限定メニュー

鴨だしのラーメンのお店です。

  • 住所:茨城県石岡市下青柳421
  • 営業時間:11:30〜14:30(Instagramのプロフィールより)
  • 定休日:月曜(祝日の場合は火曜)。キッチンカーのイベントがあるときは店舗が休みになります
  • Instagram:@ramen.kitchen.genki
  • 駐車場:道路側から入ると店の裏手にあたります

次に行ってみたい場所

八郷蒸溜所(木内酒造)

2020年にウイスキーづくりのために新設された蒸溜所です。見学ツアー&テイスティングと、見学後にオリジナルウイスキーをつくるブレンド体験の2種類のプランがあり、どちらも事前予約が必要です(木内酒造公式サイトより)。

  • 住所:茨城県石岡市須釜1310-1
  • 見学ツアー:火曜・水曜以外に実施。10:45〜/12:30〜(土日祝のみ)/14:25〜の3回、約60分
  • 参加費:2,000円(大人・税込)
  • 予約:参加希望日の前日まで

いばらきフラワーパーク

石岡市にある「いばらきフラワーパーク」。つくばねオートキャンプ場の公式アクセス案内でも、「フラワーパーク経由」のルートが紹介されています。

  • 休園日:毎週火曜(臨時営業日・臨時休園日あり)
  • 営業時間・入園料:時期によって変わります(例:2026年10月10日〜11月23日は9:00〜20:30、大人1,500円)。最新情報は公式サイトでご確認ください

近くのキャンプ場

近くには、以前紹介したサンガーデンキャンプフィールドもあります。

利用時の注意点

フリーサイト近くのトイレは男性用の個室が1つ: もう一つのトイレは離れた場所にあります。

早朝の話し声(行った日): 朝6時前後から話し声で目が覚めました。気になる方は耳栓やノイズキャンセリングイヤホンが必須かと思います。

雨の日は靴に草がつく: 雨のあとでもぬかるみはしませんでしたが、靴に草が大量につきました。車に乗る前に、なるべく落としておくのがおすすめです。

支払いは現金のみ: 公式Q&Aでは「今のところ現金の扱いのみ」とされています。

フリーサイトはテントの数で料金が決まる: 5人用以下のテント1張+タープ1張で1サイトです。テントを2張立てるなら2サイト分になります。

まとめ・総評

石岡市つくばねオートキャンプ場のポイント

  • 料金:フリーサイトは5人用以下のテント1張+タープ1張で1泊3,000円。サイト内の人数は問われない
  • 景色:フリーサイトで景色がいいのは一番前(山が見えるところ)。それ以外の場所は数段落ちる
  • トイレ:フリーサイトのそばのトイレはすぐ駆け込める距離だが、男性用の個室は1つ。年季の入った公衆トイレに近い印象
  • 周辺:やさと温泉 ゆりの郷・八郷蒸溜所・いばらきフラワーパークが近い

滞在記:2026年9月・1泊2日

ランチは鴨白湯ラーメン

チェックインは14時からなので、その前に近くの「ラーメンキッチン元氣」へ向かいました。

着いたのは13時過ぎで、待ち時間はゼロ。

ラーメンキッチン元氣の店頭(写っているのは会社のキャンプ仲間) ※写っているのは会社のキャンプ仲間です(筆者ではありません)

駐車場は、道路側から入ると店の裏手にあたるので注意です。最初、別の定食屋さんに入ってしまいました。

注文したのは鴨白湯ラーメンの限定。麺はストレート麺と平打ち麺から選べて、平打ち麺にしました。美味しかったです。

設営|友人のウィングフォート

今回は友人2人と私の3人でフリーサイトに泊まり、テントは2張。そのうち1張は、友人が持ってきてくれたTOKYO CRAFTSのウィングフォートです。楽しみにしていたテントでした。

ウィングフォートを設営する友人

ウィングフォートは、ツールームテント(寝室とリビングが分かれたテント)とタープが一体化したテントです。立てるのは2人以上推奨。少し大変ですが、ポールテント(ポールを組んで立てるテント)に慣れている人であれば気にならないと思います。

立てたあとは快適そのものでした。

跳ね上げ(パネルを持ち上げて屋根のように張ること)ができるツールームはほかにもありますが、ウィングフォートはここが違います。

  • つなぎ目のないタープが設営できるので、雨の日も快適
  • タープを張っていてもフルクローズ(出入口をすべて閉じた状態)にできるので、寝るときもそのまま
  • 天井の遮光率が高いので、強い日差しも遮れる

つまり快適です。

パネルを跳ね上げたウィングフォート

個人的に、タープを跳ね上げた見た目がとても好きです。

公式サイトでも「アウターパネルは天井と一体となっており、雨が侵入する隙間がありません」と説明されていて、天井は生地が厚く、遮光PU(光を通しにくくするポリウレタンのコーティング)が施されています。価格は119,900円(税込・4人用インナーテント付属)、総重量は約22.4kgです。

山を眺めてコーヒー、夜は焚き火

明るい時間は、山を眺めながらコーヒーとお酒。

テーブルでコーヒーの準備

3人でテント2張の6,000円は、安いと感じました。

フリーサイトは何人いてもテント一張なら3,000円。破格……!

11月のイベントでは、何がなんでも一番前(山が見えるところ)を押さえたいところです。

夕飯はキムチ鍋とステーキとアヒージョ。虫の音を聞きながら食べるご飯は美味しかったです。

焚き火台でステーキを焼く

夜はウイスキー片手に焚き火を眺めました。

夜のサイト(写っているのは友人です)

夜中の雨と撤収

予報は曇り(ウェザーニュース)でしたが、夜中に雨が降り始めました。

雨の音を聞きながら寝るのも良い。撤収は覚悟する必要があるけど、たまにならいいかもしれない。

撤収は雨の中になりました。

  • 雨の中、濡れながら荷物を運ぶのがまず大変
  • 雨予報ではなかったので焚き火台を出しっぱなしにしていて、灰がベチャベチャになり片付けが大変
  • テントが濡れて畳むのが大変
  • 帰ってから干すのが大変

雨の翌朝のウィングフォート

帰り道|ゆりの郷とパン屋さん

雨の撤収で濡れたので、帰りに「やさと温泉 ゆりの郷」に寄りました。

雨に濡れた体に染みました。ちょうど工事中で、露天風呂は少し狭くなっていました。

食事は名物料理(だと思います)の定食をいただきました。とても美味しかったです。休憩所などもあって、ゆっくり休憩してから帰れました。

ゆりの郷で食べた定食

温泉の前には、パン屋さんが移動販売で来ていました。おじいさんとおばあさんがやっているお店で、メロンパンとアップルパイを購入。

雰囲気のいいお二人で、気持ちよく買えるのもよかったです。パンもおいしかった。また行った際は立ち寄りたいと思います。